色の区別がつきにくい「色覚異常」には大きく分けて3つのタイプがあり、赤と緑などの区別がつきにくい1型・2型色覚異常、黄色と青紫などの区別がつきにくい3型色覚異常があります。
最近ではシミュレーションアプリで色覚異常の見え方を確認することも可能ですが、今回は見え方の例をカラー画像でいくつかご紹介します。
※このサイトは色彩検定UC級の勉強に関する情報をまとめたものですが、試験とは関係なく「2型色覚異常の見え方」を調べて辿り着く方が多かったため、サンプルのカラー画像を集めてみました。
ピザの見え方(赤・緑)

焼肉(赤・焼けているかどうか)

信号機(赤・黄・青)

クレヨン(フルカラー・各色)

赤と緑の組み合わせが識別しにくい例
区別しづらい色の見え方の例

なお、色覚異常には「先天色覚異常」と「後天色覚異常」があります。原因が遺伝的なもの・生まれつき異常があるものを先天色覚異常、病気の症状として色覚に異常が出るものを後天色覚異常といいます。
先天色覚異常 | 後天色覚異常 | |
原因 | 疾患そのもの。正常とは質的に異なる。 | 加齢、ある病気の一つの症状として起きる。正常な状態から量的低下。 |
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状態 | 両眼性で差が無い。病気は進行しない。他の視機能(視力・視野)は正常。 | 病気の疾患度合により左右差がある。一眼のみの障害もある。しばしば視力・視野に異常が起こる。 |
その他 | 他者に指摘されたり検査を受けない限り、自覚できない場合が多い。 | 色覚異常が起きたことを自覚できるが、加齢によるものでは自覚していない。 |
もし、色覚異常の見え方について調べている方で「色彩検定UC級(ユニバーサルカラー級)」に興味がある・どんな内容か知りたいという方がいらっしゃいましたら、試験範囲がどんな内容かざっとわかる要点のみまとめたこちらのページをご覧いただければと思います。